東京の私立中高一貫生 学生生活編 ボリュームゾーンの中学受験終了

中学受験 偏差値50を半数の親子は超える事が出来ません。そんな世界の話を書いています

兄弟別々の私学に進学〜ボリュームゾーンの中学受験

「今日は過去問解説会で学校も部活も休みなんだ。」

高校1年の息子、大樹の学校は普段は土曜日の授業があるはずなのだが受験生向けの学校説明会や諸々のイベントで実際は土曜日は月に2回ほどしか学校に行かない。反対に中学2年の弟大和の学校は、受験生向けの学校説明会や生徒の保護者向けの保護者会は土曜日の午後や日曜日で、部活も土日休日関係なくある。大和は学校に住んでいると言っても過言ではないほど学校に通い詰めている。学校までドアトゥドアで1時間。毎日2時間電車に乗っている。それでも嫌な顔1つせず学校に通っている。肌の合う学校で良かったと思えるので毎日お弁当を作れるが、正直土日位はお弁当作りを休みたいと思う。育ち盛りの子供のお弁当を毎日作って持たせる。お弁当作りは心身ともに結構な重労働だし、大和の中学受験が終わったら家族で旅行でもしたいと思っていたのに大和に休みがないから家族旅行はお盆か正月くらいしか考えられない。実際はほぼ行く機会がなく、兄大樹の大学受験が終わったら記念に一度家族旅行出来たらな、と思いながら家を出る準備をした。

今日の午後は弟大和の学校の保護者会。来週の平日は兄大樹の保護者会。何だかよく分からない大学入試制度の説明を聞いて、何だかよく分からない2人の学校のコース説明を聞く。あんまり偏差値の変わらない学校だったから、せめて同じ学校にすれば良かったと本当は後悔しているけど息子2人にも夫にも絶対に言わない。私は大変だけど子供2人は別々の学校で、だからこそ兄弟比べられず本人らしくいられているだろうから。

それにしても、一言で私学と言えど休みの長さも違うしテスト期間も違うし補習などの手厚さも違うし、各学校のイベントの時期や熱量も違う。中学受験の1日で決められてしまう運命がこうも6年間親子の運命を変えてしまうとは、今更ながら中学受験とは本当に怖いイベントだったと思う。

 

^_^この話はフィクションです