東京の私立中高一貫生 学生生活編 ボリュームゾーンの中学受験終了

中学受験 偏差値50を半数の親子は超える事が出来ません。そんな世界の話を書いています

私立中のその後~高校3年生になったらいくら必要?~ボリュームゾーンの中学受験

志望校の最終チェックに何が必要でしょう?過去問との相性、偏差値、学校の方針?

学校の方針。それは中学生で経験できる事?宗教?雰囲気?

今から6年後の想像は出来ないと思いますが、6年後は高3、附属でも進学校でも必ず進路の事を考える時が来ます。

高3になった時の事をどこまで調べて受験していますか?中学受験では見落としがちな志望校の高3になった時の方針。どんどん志望校に聞いてください、6年後は必ず来ます。

 

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高3になったらほとんど学校に行かないのよ。高2までで授業は一通り終わっているでしょう?ほとんど午前中で帰ってくるのよ。

息子と同じ鉄道研究部の高校3年生のママからそんな嘆きを聞いた。

 

息子が私立中高一貫校に入学したのは4年前。現在高校1年生の息子。中学受験では「ボリュームゾーン」の少し下、持ち偏差値48だった息子は見事に狙っていた学校、偏差値54の中学に入学した。入学後の1回目のテストで補習になってしまい、補習を受ける事になった事さえその手厚さにこの学校を選んだ満足感すらあった。なのに。高校にあがってからは中学までの手厚さが抜け、学校から自主性を促されている感じはあった。学習の深度も進度も早く、息子以外について行けないという嘆きの声を結構聞く。それでも容赦なく学校の授業は先へ先へ進んでいく。その分高3になったら学校で最後の追い込みをしてくれるのだろうと勝手に想像していたのに「学校は子供自身のやる気を信じて子供たちの進路を見守る。」スタンスになるらしい。

高校3年は学校では最低限の授業。午後は学校の自習室で勉強が出来るが授業はない。毎日自由になった子供が親の期待以上に勉強する訳がないので皆予備校に通うのだ。

大学受験にただでさえお金がかかるのに、学費は満額払うのに、学校はほぼ午前中しかないと聞いて絶望に近い感情を抱いた。私も働いている。家に誰もいない。高校3年生にもなって残念だけれど息子が携帯かゲームばかり触ってる姿は安易に想像できた。我が家も予備校に通う事になるだろう。

中学受験だって、親と塾との二人三脚でどうにか乗り越えた。だから親のサポートが出来ない訳ではないだろう。でも息子はもうあの頃のように母親の言う事を聞いてくれる訳ではなく、そしてあの受験に伴走する日々はもう二度とイヤだ。

 

高校3年生になるまでも私学でまったくカリキュラムが違う。でもまた、高3になってからも違う。

予備校に行けるメリット。自分の受験科目だけプロに教えてもらう事ができる。そう受け止める事もできるけれど、、、

 

「出来るなら全部学校でやって欲しかった。」

 

学校の成績は真ん中を取るのが精いっぱいで、評定平均を3,5以上にすることはまず難しい。推薦で良い学校に進学するのはまず無理だ。中学受験で第三志望の学校は、高3の受験まで手厚くサポートしますと語っていた。偏差値は47。無理をしないで手堅くそちらにすれば良かったと今更後悔。中学受験は通過点。その言葉をそのまま受け取れなかったのは息子ではなく

私だった。

 

来春には入学した際は80万円くらいと言われていた春休みの海外研修が控えている。そちらにかかる金額は130万円くらいになりそうだと学校から通達が来た。予定の+50万。今の情勢なら致し方ない。プラス予備校のお金。学費にインフレがおきていないだけまだ良い。でも私立大学の学費がいつ跳ね上がるか。子育て支援世帯でない我が家には奨学金も給付型は借りられず、国のサポートも何も期待できない。

私立高校学費ざっくり100万円。受験料3万円×10校、30万円。模試(英検等など合わせ)5万円。それに予備校月に3万~15万。おっと忘れてはいけない、大学入学金等(私大なら)150万円。高校三年生、お金がかかりすぎる、、、、。

 

中学受験にお金を使わず高校受験まで温存しておけば良かったと後悔する。そうすると高校選びは高校の授業だけ考えて決められたのに。6年間、名門校という肩書に目がくらんでしまったのだ。評定平均も期待できない、学校のサポートも期待できない。だったら中学受験は少し偏差値の低い学校で評定平均を上げて推薦を取りやすい学校に入れた方が良かったのでは。気が付いたら受験が控えている高1の秋。今そう思っても何も起こらない。

学校説明会、過去問説明会。色んな中学を駆け回った記憶がもう埋もれてきている。

中学受験から4年。またリアルに大学進学を考える時が来た。いや、本当は子供が考える事であって親の出番じゃないはずなのに。いつまでたっても自立しきれていない親子。まだまだ苦悩は続きそう。

 

※この話はフィクションです、実在の人物団体等とは全く関係ありません

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